糖尿病網膜症- 入間すずき眼科

入間すずき眼科
04-2997-8799

イオンスタイル入間 2F

土・日・祝日診療

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症とは

糖尿病は血糖値の高い状態が続く疾患で、高血糖は血管に大きな負担をかけるためいくつもの合併症を発症することがあります。

糖尿病網膜症は糖尿病腎症・糖尿病神経症とともに糖尿病の三大合併症の一つで、高血糖によって毛細血管が豊富な網膜がダメージを受けて視力が低下する病気です。
網膜の毛細血管が閉塞や破裂を起こして、その先に酸素や栄養素が届かなくなるため、もろく破れやすい新生血管ができてしまい、視力低下の原因になります。
日本人の中途失明の原因でも上位のため、糖尿病と診断されたら、血糖値をしっかりコントロールしながら定期的に眼科を受診して、問題があった場合に早期治療ができるようにしておきましょう。

糖尿病網膜症の症状

糖尿病網膜症の進行

単純糖尿病網膜症(初期)

症状としては小さな眼底出血や白斑が見られますが、自覚症状はありません。治療の必要は無いものの定期的に眼科を受診して検査を受けることが重要です。

増殖前糖尿病網膜症(中期)

網膜の毛細血管が閉塞し、酸素や栄養素が不足するため、もろい新生血管ができ始めています。症状としては、小さな眼底出血に加え、網膜における血流が悪くなります。視力が低下しないことも多く、自覚症状が無いケースもあります。定期的に眼科で検査を受けていれば、この段階ですぐに適切な治療が可能になり、進行を止めて深刻な視力低下を起こさないようにすることができます。

増殖糖尿病網膜症(末期)

眼内に硝子体出血や増殖膜という線維膜が生じて、それによる難治な血管新生緑内障や牽引性網膜剥離など、様々な病態が引き起こされます。網膜剥離を起こした場合には早急に手術を受けないと、視野が大きく欠損してしまいます。そのまま放置してしまうと、失明することもありますので、急激な視力低下などの症状があった場合にはすぐに眼科を受診してください。

糖尿病網膜症の検査

一般的な視力、眼圧、細隙灯顕微鏡検査に加えて、特に重要なのは眼底検査及び蛍光眼底造影検査です。

眼底検査

目の奥に光を当てて網膜を直接観察し、網膜やその血管の状態を調べます。散瞳(点眼により瞳孔を大きくすること)のうえ検査をすると、微細な出血も把握できます。

蛍光眼底造影検査

腕の静脈から蛍光色素の入った造影剤を注入しながら眼底カメラで目の奥の血管を観察し、血管の形状や血液の流れ、網膜の血管からの血液成分のもれなどを調べます。

これらの検査は散瞳薬で瞳孔を広げた状態にしておこないます。いちど散瞳をするとその後3時間から6時間くらいはまぶしい状態が続き、室内でも物がぼやけて見えます。
眼科へお越しになる際は、なるべく車やバイクの運転を避けるようにしてください。

糖尿病網膜症の治療

初期

定期的な眼底検査と血糖コントロール

中期

レーザー治療(網膜光凝固術)を行います。

レーザー治療について

黄班浮腫がある場合には、抗VEGF薬、ステロイド剤などの注射をします。

各種レーザー治療はこちら

抗VEGF薬の投与(硝子体注射)について

硝子体注射はこちら

末期

進行が進むと硝子体手術が必要になります。

<主な硝子体手術>

早期発見・早期治療のために定期的な検査を

糖尿病網膜症は、発症した初期の状態では自覚することが難しいため、
重症化してから眼科を受診される方が多くいらっしゃいます。
そのため糖尿病と診断された方は定期的に検査を受けることが重要です。

早期に治療を行うことができれば、失明のリスクを大幅に下げることができます。

Copyright(c) 2024入間すずき眼科. All Rights Reserved.

イオンスタイル入間 2F

土・日・祝日診療

04-2997-8799 WEB予約 WEB予約 アクセス アクセス

上へ